セックスレスになる原因!夫婦やカップルの理由は何か?

セックスレスになる原因!夫婦やカップルの理由は何か?

セックスレスになる原因!夫婦やカップルの理由は何か?

セックスレスの夫婦

 

日本は他の先進諸国に比べてもトップレベルの「セックスレス国家」なんだそうです。

 

しかも夫婦だけではなく、最近の若者もセックスレスが増加中との事で、この先日本の人口は減り続け、「少子高齢化」を爆進していく事でしょう汗

 

さて、夫婦がセックスレスに至る原因はどんな理由があるのでしょうか?

 

共働きが増えた、核家族化、保育所問題などなど様々な問題が絡み合って夫婦共にストレスが掛かっている事が要因だと思われますが、今回はもっと詳しくセックスレスになる理由を探ってみたいと思います。

 

セックスレスの男と女の違い

色々調べてみて分かった事は、男性と女性でセックスを拒む理由が微妙に違うって事です。

 

まず最初に男性側の理由、後半に女性側の理由(言い分?)をご紹介したいと思います。

 

男性がセックスレスになる原因は?

 

①性嫌悪症
男性が良く使う言い訳の一つとして「仕事で疲れているからセックスできない」ってセリフがありますが。

 

実は本人がそう思っているだけで、実際は違う原因が絡んでいるかもしれないのです。

 

実はセックスレスで性欲が無くなったと言っている男性の半数以上の人がアダルトビデオを見て興奮してマスターベーションをし、更には浮気までしているって事実を決して見過ごすことは出来ません。

 

ここで問題なのは「なぜ妻にだけ欲情しないのか?」って事です。

 

女性全般に対して性欲が湧かないのであれば、それは性欲低下症状(ED)の疑いが強くなる訳ですが。

 

そうじゃない場合(つまり奥さんにだけ欲情しない)は、「上々型性嫌悪症」って病気にかかっている可能性が高いそうなのです。

 

実際、近年増加の一途をたどっているのがこちらの病気。

 

以前は女性に多く見られたそうなのですが、近年は男性の患者が増えているとか。

 

原因はパートナーである妻を「母親や友人」として見れなくなってしまうのが要因の一つだそうです。

 

その期間が長くなればなるほど、性的対象として見れなくなってしまうそう。

 

もっと酷くなれば「近相姦」している錯覚にとらわれると言うからかなり深刻です。

 

妻を母親としか見れなくなる以外にも、性嫌悪症には単純に「嫌いになる」事も含まれています。

 

共同生活する様になり、色々と目につく部分も増えてくる事でしょう。

 

その時、妻が激情して子供を叱っている姿にドン引きしたり、いびきをかいて寝ていた、鼻くそを食っていた等笑、些細なことからスタートして、もう少し踏み込んだ部分で「そもそも性格が合わないから嫌い」という感情が生まれてしまってセックス出来なくなってしまうそうです。

 

繰り返しますが、妻とはセックス出来ない(勃たない・その気にならない)でも、AV観て興奮したり他の女性には欲情する場合、まずは病院を受診してみましょう(汗)

 

②勃起障害(ED)

 

ある製薬会社の調査によると、日本人のED患者数は1130万人にも上るとされています。

 

つまり、成人男性の4人に1人はEDの疑いがあるのです。

 

特に多くなるのは30代から(早い人は20代前半でも起こるそうです)。

 

その内「稀に出来ない」軽度のED患者は全体の5割にも達するそうです。

 

実際に「自分はEDではないか?」と疑っている男性も3割近くに上っており、実際にはED患者数はまだ数倍いる可能性が高いそうです。

 

まだまだ働き盛りの30代でセックス出来ないのは男性の自尊心が著しく傷つけられる事になり(女性の期待に答えられない)、その事が更にプレッシャーとなって重くのしかかり、更に深刻なEDになってしまうのです。

 

この心因的なEDを「機能性ED」と呼び、30代から40代の男性で最も多いのもこちらの症状なんだそうです。

 

糖尿病や高血圧等の慢性疾患と心因性EDが混在した症状を「混合性ED」と呼ぶそうですが、これは複数の要因が複雑に絡み合っており、原因を特定するまでかなりの時間を要するそうです。

 

日頃からストレスを溜めず、喫煙や暴飲暴食を避けて規則正しい生活を心がけると良いでしょうが、それは個人で行なうのはかなり大変な事です。

 

基本的に自覚がある場合は早めの受診を心がけ、專門のドクターの支持を仰いだ方がED治療の近道と言えるのではないでしょうか。

 

それと「奥さん」の強力も必要不可欠。

 

EDは病気なので、決して恥ずかしい事ではありません。

 

正直に症状を話し、一緒に病院受診を付き添ってもらっても良いのではないでしょうか。

 

女性がセックスレスになる原因は?

 

①産後うつ
夫婦が最もセックスレスになりやすい時期が「産後」だと言う事は良く知られた事実です。

 

ではなぜ女性は産後にセックスレスになってしまうのでしょうか?

 

女性は出産が終わると女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が一気に減少すると言われています。

 

この急激なホルモン量の変化が産後うつやマタニティーブルーになる原因の1つだと言うのを聞いた事がある人も多いでしょう。

 

実はその女性ホルモンが減少する以外に女性のカラダの中では「授乳ホルモン」(プロラクチン)と呼ばれるホルモンが多く分泌される様になります。

 

実はこのプロラクチンと呼ばれるホルモンは、卵巣機能を抑制しており、その為に授乳中に生理になりにくいのもこのホルモンの働きによるものなのです。

 

更にプロラクチンの効果は「母性本能」を促す効果もあるそうで、肉体的にも子育て優先になっているという理由もあるのです。

 

ソレに加えて慣れない子育てにより「育児ストレス」になってしまい、睡眠不足も重なって「セックスよりも休息」となる事も無理のない話なのです。

 

こんな状況で旦那がやる気モードで誘っても、当然断られるのは火を見るより明らかです。

 

何度も断られていると(時に強い口調で)、男性も誘いにくくなってしまい、結局セックスレスに突入と悪い流れに突入してしまう訳です。。

 

②出産による身体の変化
出産前にはキレイだったボディラインも妊娠の時に体重が増加してしまい、出産を経ても減少しない、、お腹には妊娠線が沢山出て見られるのも恥ずかしい、、そう悩む女性も多いです。

 

その他、通常分娩で出産した時に感じる「激痛」。

 

実際、出産を経て女性器が元の状態に回復するまでに6〜8週間ほどかかると言われています(これを産褥期(さんじょくき)と呼ぶ)。

 

これはあくまでも例で、もっともっと時間がかかる女性もいるそうです。

 

この間に何も知らない夫が身体を求めて挿入してしまうと。。

 

違和感だけならまだしも「激痛」を感じて拒否してしまう女性もいるとか。

 

そうなると、その後のセックスの時、激痛の感覚がフラッシュバックしてセックスに良くないイメージが植え付けられてしまいます。

 

この他、産後に起こる現象として恥骨の結合部分が歪から起こる、骨盤や股関節部分の「痛み」です。

 

中には激痛過ぎて歩けない人がいる程。

 

こんな状況の中「セックスしよ!」なんて言われたら女性は困ってしまうでしょう。

 

産後直後はしばらくエッチは控えて女性の身体を思いやる気持ちも必要でしょう。

 

③性嫌悪症
男性のセックスレス原因でご紹介しましたが、元々「性嫌悪症」(FSD:Female Sexual Dysfunction.女性性機能障害)は女性に多い症状とされています。

 

近年は「女性のED」とも呼ばれているこの性嫌悪症は、男性の機能性EDと似た心因的なストレスが起因とされています。

 

つまり、過去のトラウマによって発症するそうなんですね。

 

主に言われているのは、幼少期の母親の過干渉(精神的に自立出来ていない)、レイプ体験、近親相姦、中絶、パートナーのED、極度の怖がりや痛がり、反性的養育(性を汚らしいものとして育てられてしまった)などです。

 

身体的な問題としては、加齢によるホルモンバランスの乱れ、膀胱炎、甲状腺機能障害、糖尿病や骨盤以上など。

 

他には肉体的なコンプレックス(太っていて男に裸を見られたくない等)が酷い場合にも性嫌悪症に陥る事もあるんだとか。

 

これらの要因が複雑に絡み合い、症状として表出してしまうのです。

 

重症化してしまうとセックスはおろか、異性との交流さえも出来なくなるそうなので「怪しいな」と思ったら早めに専門機関を受診しなければいけません。

 

④セレトニン不足
脳内物質の1つ「セロトニン」。

 

このセロトニンは別名「幸福ホルモン」と呼ばれており、大脳皮質に作用して、脳を程よく覚醒状態にし、心の領域に働きかけて心がいつもポジティブに保ってくれるのです。

 

この他、自律神経を整える・姿勢を正す・原因不明の痛みを和らげてくれる等、私達の体内には無くてはならない脳内物質と言えるのです。

 

このセロトニン、女性の分泌量は男性に比べて半分程度と言われています。

 

女性は月経前になると気分も不安定になる人が多いとされていますが(月経前不快気分障害)、この原因は女性ホルモンの一つとされている黄体ホルモン(プロゲステロン)が関係していると言われているのです。

 

この黄体ホルモン、脳内で分泌されているセロトニンにも作用しているとの事。

 

月経前になるとこの黄体ホルモンと共にセロトニン量も減少する為、精神状態も不安定になってしまうそうなんです。

 

これらが不足すると集中力の低下・緊張・憂うつ・不眠などの症状が表れます。

 

このセロトニンが不足すると、攻撃性をもたらす脳内物質の「ノルアドレナリン」の分泌が過剰になってしまい、その結果イライラと怒りっぽくなるのです。

 

月経以外でも、日頃のストレスや偏食、日焼けを嫌って日光を浴びない生活を送っていてもセロトニンの分泌は減ってしまうそうです(更年期にイライラしやすいのもセロトニン不足)。

 

しかしこのセロトニン、多く分泌されても「セックスしたくない」気分になると言うから厄介です。

 

月経前に余りに不調になる人は早めに婦人科の受診をする事。

 

そしてセロトニンに関しては、普段からストレスを溜めない様な生活を心がけ、早寝早起き、早起きしたら太陽に当たると事。

 

食べ物に関しては、赤身の魚や乳製品、アーモンドが効果的だとか。

 

イライラした時にはチョコレートを1粒食べる(食べ過ぎはダメ)。

 

セロトニンがいい具合に増えると、その分心にも余裕が出来セックスレスに関する対処も落ち着いて考えられるはずですよ。