数ある先進国の中でも日本人はダントツで「セックスレス」率が高んだとか。
因みにある調査によると世界の中でも最も性の満足度が高い国は「ギリシャ」。
経済危機の国として特に有名ですが、ひょっとすると仕事そっちのけでセックスばっかやっていたのでは?なんて思ってしまいます笑
さて、セックスレスは様々な弊害を引き起こします。
夫婦関係の破綻、更には出生率が下がる事からの少子高齢化、子供が生まれないって事は、働き手が減るって事を意味しています。
つまり経済への影響も少なくなさそうです。
現在日本には1億2600万人が暮らしていますが、2050年にはなんと4000万人も人口が減ってしまい、8000万人まで減少するそうです。
しかもその内の4割に当たる3000万人が65歳以上の「高齢者」になるそうなんです。
その半面、現役世代は4000万人程度しかいない事になり、高齢者を残った現役世代で世話(見る)事になるそうなんです。
そうなると負担が大きくなるのは年金や税収問題。
今のままの税収だととても賄えず、現状の社会保障を2050年まで維持するには収入の「9割」!!も収めないと維持出来ないんだそうです汗
更に更に!追い打ちをかける問題が「空き家問題」。
結婚してある程度経てば、当然話題に上るのが「マイホーム」でしょう。
都心部だとマンション、地方だと戸建てって事になるでしょうか。
確かにピカピカのマイホーム建てる(購入)するって事は素晴らしい事だと思います。
しかし、これもよーく考えて購入しないと子供が巣立ってしまうと単なるお荷物にしかならないかもしれませんよ。。
15年後の2033年には全住宅の30%が空き家になってしまうんだとか。
理由は分かりますか?
今せっせと高額な住宅ローンを支払ってタワマンマンションや住宅を購入した30代から40代の夫婦の子供も30年も経過すれば当然実家から巣立っていく事になります。
巣立った若者が古い家に住みたいと思うでしょうか?恐らくないでしょう。
地方に良くある集合団地も頻繁に空室問題を報じられていますが、まさに全く同じ問題が今あるマンションや新築戸建で発生するのです。
高齢者一歩手前になってしまった夫婦が住む住宅は、老朽化が進んでボロボロに。
新築時には人で賑わっていたのがウソみたいに空室が目立つ様になり、隣に住んでいるのは日本人ではなく肌の色が違って言葉も通じない外国人ばかり、、考えただけでも恐ろしい事です(汗)
地方では既に高齢化と過疎化が始まっており、今も話題になることが多いですが、これが東京などの都心部では未だに話題になる事もありません。
が!今暮らしている若い人も30年も経過すれば高齢者の仲間入りです。
出生率も悪いから人口も増えず、増えるのは高齢者ばかりと言った現象に今まさに向かっているのが都心部なのです。
ここまでお話した事は決して極端な話ではありません。
これが現実なんですよ!だから、たかがセックス位だと思って楽観視しない方が良いですよ。
ある会社が実施した夫婦に関する調査で、日本人夫婦におけるセックスレスの回答が非常に衝撃的な内容でした。
なんと!!セックスレス夫婦の割合が全体の6割を超えてしまったのです。
年齢を重ねる毎にセックスレスの割合も更に増え、50代では7割超え!。
因みに、夫婦円満だと答えた夫婦でも5割超えがセックスレスと言うからなんとも言えない気持ちになります(汗)
離婚の理由はそれぞれでしょうが、果たしてセックスレスで離婚する夫婦なんているのでしょうか?
色々と調べてみましたが、セックスレスを離婚理由とするデータを見つける事は出来ませんでした。。
そもそも離婚届けには「離婚理由」を記入する項目は存在しません。
そんな訳で離婚理由の統計等も存在しない訳です。
しかしそれだとこのブログの意味がなくなってしまう為、今回は離婚調停の際に最も多いとされている離婚理由をご紹介致します。
さて離婚調停の際に必要となる離婚理由のナンバーワンは「性格の不一致」なんだそうです。
因みに申立をする比率が高いのは男性側なんです(61%)。
対する女性は約40%と男性に比べると2割程度低い数値になっているのは意外でした。
この「性格の不一致」と言っても、人それぞれ色々な捉え方があるでしょう。
しかし、性格が合わない=「セックスレス」と捉える事は可能なハズです。
ソレ以外の理由として、良くある異性問題(男性4位、女性5位)にも当然セックスレスは含まれているはずです。
しかし注意しなければいけないのは「セックスレスだから即離婚」ではないって事(なり得るとは言えるでしょうが)。
セックスレスでもずっと夫婦関係を続けている人もとても多いです。
そもそも夫婦のセックスレス率が6割(30代夫婦)を超えていますが、それら全ての夫婦が離婚している訳ではありませんし。
各々の夫婦は色々と気を使って(我慢して?)生活をしている訳です。
だからと言ってセックスレス問題を放置して良い訳ではないので、改善したいと思う気持ちがあるのであれば、夫婦間で強力して乗り越えていく必要があるでしょう。
セックスレスの一般的な定義は「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ないこと」とされています。
このセクシュアルコンタクトとは、セックスのみならず、キスや裸になってベッドインも含まれているから注意が必要です。
既に日本の夫婦の約半数が「セックスレス」と言われているので、もはやセックスレスは珍しい事でも何でもありません。
セックスレスだからと言って仲が悪いとも言い切れず、未だに「セックスレスだけど夫婦円満」と嘯く夫婦も多いそうです(その数5割超え)。
しかし、セックスレス状態が夫婦にもたらす問題は結構深刻です。
そもそもスキンシップが減少してしまうと、会話も減って気持ちも離れてしまいます。
家庭内で欲求の発散も出来ないとなれば、他の異性に興味を持ってしまい浮気してしまう事も。
それで更に心が離れてしまうと、最終的には「離婚」という最悪な結末を迎えてしまうかもしれないのです。
危ない事だらけのセックスレス問題ですが、日本の夫婦はどれくらいの頻度でセックスをしているのでしょうか?
日経デュアルの調査によると、全年代を通して「月に1度」が最も多かったです(22%)。
次いで多かったのが「2周間に1度」(17%)。
1年に1度のペースは全体の8割程度となっていました。
案外セックスしてる夫婦って多い印象ですよね。
ですが、セックスレスの定義を特に設定せずに調査をした結果になると、セックスレスだと自覚している夫婦が約6割にも達したのです。
子供を欲しいと思う夫婦は6割いるのに、夜の営みが出来ていないと答えたのも6割に達しており、これは非常に興味深い内容です。
皆さん、仕事や家事育児、ストレスで疲労が溜まってセックスまで考えられないのかもしれませんね(汗)
セックスレス夫婦がどれくらいの期間を経ると関係が危険になってくるのか?と言う問題ですが、子供がいる夫婦はそう簡単に(しかもセックスレスを理由にして)離婚にまで踏み切る事は出来ないでしょう。
一般的には「セックスをしていない」と焦ったりストレスを感じる事が多くなるのは、日本性科学会の定義としている1ヶ月を超えた辺りから3ヶ月程度みたいです。
この時は(自分に魅力がないのか?)とか(他に浮気相手がいるかも)と疑心暗鬼になってしまう人もいるみたいですね(当然人によってばらつきはあります)。
しかしセックスレスの期間が開けば開く程、危機感を感じる事も少なくなってきてしまい、人によっては「もうセックスをするタイミングも分からなくなった」なんて言う人も。。
あなたが1年以上セックスしなくてもなんともないと思っていても、パートナーは性欲旺盛で我慢しているかもしれません。
セックスしなくても仲良し!!頭の中がお花畑だと、知らない所で深刻な問題に発展してしまうかもしれませんよ。
レス期間が3ヶ月を経過した時には策を講じたい方が良いかもしれません。
①まず何はなくとも話し合う
セックスレスで欲求不満になってしまい、妻が離婚をチラつかせてきた。。
こうなった時は時すでに遅しの状態で、セックスした所で解決する問題では決してないでしょう。
そもそもセックスを行なう上で最も重要となるのは「お互いの同意」です。
同意がなければ当然セックスも成立しませんし、相手が嫌がっている状態で関係を迫れば、例え夫婦関係でもあっても「レイプ」になってしまいます。
セックスで仲を修復する前に、きちんと面と向かって「話し合い」をしましょう。
そもそも自分の妻にセックスレスだから離婚をしましょう!と言われるまで、男性側は小出しにしていた女性の「サイン」をなんとも思って(感じて)いなかったのが原因ですよ。
恐らくそれまでの間、女性は相当我慢していたハズです。
色々不満が溜まってもそう簡単に女性から「離婚」なんて出てきませんよ。
普通に考えたら子供の事とか今まで築き上げてきた家庭の思い出、そして情がありますからね。
セックスがなくても普通に生活していく上では問題ないから、こちらも同居人だと割り切って結婚生活を送っていこうと「決心」する女性も多いと聞きますが、それでも離婚を切り出してくるのは相当な勇気(と決断力)が必要だったはずなんです。
まずは面と向かって「会話」する事(会話してくれたら、ですが汗)。
まずは相手の言い分を聞いてあげる事です。
この時に相手が否定的な言葉を投げかけてきても、反論したりしてはダメです。
とにかく話を聞く事。
改善出来そうな事があれば、その方向で約束を交わすと良いです。
②離婚は色々大変だと諭す
間違ってもこちらから「離婚してもいいよ」なんて言わない事。
奥さんがいくら離婚したいと言っても、あなたに法律上の離婚原因がない場合は離婚できない事になっています。
しかし問題は「セックスレス」が離婚原因になるのか?って事です。
法律上の離婚原因は、①不貞行為、②悪意の遺棄、③三年間の生死不明、④強度の精神病で回復の見込みがない、⑤婚姻を継続しがたい重大な事由となっています。
セックスレスがどこに当てはまるのか?と言いますと⑤番の「婚姻を継続しがたい重大な事由」です。
つまり、夫婦関係であるなら、セックスの求めに対して応じる必要があるって訳です。
しかし、実際に裁判になってからも、セックスレスは難しい問題になってくるので長期戦になる事が考えられます。
他には子育てや生活していく上で父親が不在のデメリット等を出して、とにかく「色々大変なんだ」と伝えてみて下さい。
奥さん以外に女がいるなら話は別ですが、残された男性側も離婚はとにかく色々大変!ですよ。。
③最後の思い出だとして旅行に出かけてみる
コレも相手が応じてくれないと難しいのですが、子供がいる家庭の場合は子供をダシに使って誘ってみるのもアリでしょう。
とにかく大根役者でもなんでも良いから「最後の思い出に、、家族皆で旅行にいかないか?(涙)」と芝居を打って下さい。
あなたの説得次第にはなるでしょうが、情に流されて「最後ならいいよ」なんて言ってくれるかもしれません?
旅行に連れ出せたらこちらのモノ?です。
旅行に出かけのであれば、なるべく遠くへ。
なるべく行ったことがない場所へ連れて行ってあげましょう。
美味しい料理や普段見慣れない景色を見ていると、気持ちも切り替わって離婚を踏みとどまるかもしれませんよ。
④手紙を書いてみる
スマホやパソコンが発達した現代。
手紙を書く人もめっきり少なくなったそうです。
そんな時にこそ!!妻へ感謝の手紙を書きましょう。
特にギスギスして会話もままならない状態でしょうし、そんな時こそ手紙なんですよ。
注意したいのが、絶対に「手書き」する事。
パソコン打ちでも良いのですが、あなたの気持ちを伝えるには、やはり手書きが一番でしょう。
手紙だったら何度でも見返す事が出来ますし、会話だと上手く言えない事でも書き出す事で伝える事が可能となります。
⑤ひとまず別居してみる
個人的には避けたいのですが、相手があなたと一緒にいたくない!と言う気持ちが強い場合はリスクが高くなりますが「別居」するのも手です。
どちらかの実家が近い場合は親のお世話になるのも良いでしょう。
他には平日だけを実家で過ごし、週末は家族で過ごすのを条件しても良いでしょう。
どちらにせよ、別居期間が長引いてしまうとあなたが離婚したくないとゴネても、民法上では離婚しても良い事になってしまうかもしれないのです。
770条1項5号で定められている「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」は、別居して婚姻関係が破綻してしまい、修復能だと捉えられて離婚の判決が出やすくなってしまうのです。
この期間はおおよそ5年程とされています(相手が浮気していた等の理由になると、期間はもっと長くなってしまうそうです)。
この他あなたが有責配偶者(セックスに応じなかった法定離婚事由を作った配偶者の意)ではなくても、別居期間が短くても離婚が認められる事があるそうです。
⑥離婚届不受理申出を出しておく
相手が勝手に離婚届を提出しない様に、先回りして市役所へ「離婚届不受理申出」を出しておきましょう。
暴走した女性は恐ろしいです。
勝手に離婚届に記入して提出してしまうかもしれません。
知らぬ間に離婚していた!なんて事にならない様に、絶対に忘れない様にしましょう。
⑦探偵に妻の身辺調査を依頼する
妻からセックスレスを理由に離婚を切り出されてしまった!だけどちょっと待て!!どーも妻の様子がおかしい!って場合。
ひょっとしたら裏で男を作っているかもしれません!!
そうなるとまた話が変わってきます。
そんな時に登場するのが「探偵」の存在です。
他に男がいる場合、その証拠を手に入れる事で、話し合いが有利に進む事が考えられます。
証拠を揃えて妻に突きつけると「離婚したい」なんて言わなくなるかもしれません。
デメリットはとにかく「金」がかかる事。
一般的な浮気調査で必要となる金額は40万円から60万円と言われています(調査日数が5日程度の時間制プランだと30万円程度)。
どちらにせよお金が必要になるのは間違いないので、金銭的な余裕がない人は自分で行動する事になってしまいます(汗)
⑧弁護士に相談する
妻から離婚を切り出されると、頭の中もパニックになって冷静な判断が付かない事が考えられます。
安易に話し合いに応じて余計なトラブル(喧嘩など)に発展する位なら、話し合いはそこそこに切り上げておいて、その道のプロに指示を仰ぐと良いでしょう。
その道のプロ、つまり「弁護士」です。
その場合、間違っても借金問題に強い弁護士には相談しない様に(笑)
弁護士と言っても今の時代は様々なトラブルに特化した弁護士が数多くいます。
その中でもやはり「離婚問題に強い」弁護士に相談しなければいけません。
相談するにもやはり金が必要になってしまう事がありますが、懐が寂しい人は市町村などが定期的に行っている「市民相談」の場を利用すると良いでしょう。
弁護士が無料で相談に乗ってくれるはずです。
繰り返しになりますが、妻が離婚を切り出してきたからと言って、勝手に離婚を成立させる事は出来ません。
しかも内容が内容(セックスレス)だから、仮に裁判を起こすにしても、物的な証拠を集めるだけでも相当な時間を要するハズです。
時間も費用も相当必要になってくる事から、訴える人も訴えられる人も大変なストレスが加わるハズです。
話し合いで済む場合もあるかもしれないし、ひとまずお互い冷静になる為にも一時的に別居をして弁護士に相談するのが最も良い方法かもしれません。